私共は、PGV株式会社(以下、「PGV」という。)が所有する脳波計及び付随する機器(以下、総称して 「本件機器」という。)を使用するにあたり、下記につき同意します。
第1条 (目的および順守事項)
1. PGVは、私共に対し本件機器を貸し渡し、私共はこれを借り受ける(以下、「本件貸借」という。)。本件機器の構成及び数量については別途PGVに提出した申込書あるいはPGVと合意した契約書等の記載のとおりとする。
2. 本件貸借は、PGVに事前に提示された目的のために(以下、「本件目的」という。)行われる。私共は、本件機器を本件目的のみで利用し、本件目的以外の目的に使用しない。また、私共は、使用用途の詳細について事前にPGVに提示し、提示された用途以外では使用しない。
3. 私共は、本件機器を善良なる管理者の注意をもって使用し、管理する。
4. 私共は、本件機器について、PGVの事前の書面による承諾なく、PGVと合意した所定以外の場所で使用せず、 第三者へ譲渡、賃貸もしくは担保に供しない。
5. 私共は、本件機器の分解、改造、または性能・機能の変更、本件機器のリバースエンジニアリング、改良特許等の 知的財産権の出願をしてはならない。
第2条 (所有権)
私共は、本件機器の所有権がPGVに帰属することを確認し、当該PGVの所有権を毀損する行為をしてはならない。
第3条 (使用期間)
本件貸借の期間(以下、「レンタル期間」という。)は、別途PGVに提出された申込書あるいはPGVと合意した契約書等の記載のとおりとする。
第4条 (情報開示)
私共は本件機器を利用して得られた脳波計測データのうち、電圧変動信号データおよび計測対象者属性情報のみをPGVに対して開示するものとし、別途書面による合意のない限り私共が脳波計測を行った被計測者の個人情報は開示しないものとする。
第5条 (知的財産権)
PGVが保有しまたは取得する知的財産権につき、本件貸借を行ったことにより、本同意書で特に明示的に定めたものを除き、私共に対して何等のライセンス、その他の権利を明示たると黙示たるとその態様を問わず、許諾し、設定するものと解釈されてはならない。
第6条 (レンタル期間終了後の処理)
レンタル期間が終了したとき、私共は、PGVと本件機器の返還方法を協議した上で、PGVへ本件機器を速やかに返還する。その際、本件機器に、通常使用を原因としない異常劣化、故意・重過失による破損があるとき、PGVは、私共に対して相応の損料を請求できる。なお、本件機器の返却費用は私共の負担とする。
第7条(協議)
本件機器本同意書の規定に疑義が生じた事項および本同意書に定めのない事項については、私共およびPGVは、誠意をもって協議し、解決するものとする。
制定日:2021年12月28日