PGVスタッフブログ『ハルの脳日記』

Episode2-4 「東京の中心で脳波を測る」

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Episode2-4『東京の中心で脳波を測る』

 


 

「へえー、これは想像より小さいですね」
「でしょ?」
「これならフォーカスグループでもつけてもらえそう」

HARU持つ多部

来社くださった多部さんに、実際に脳波計を手に取り、着けていただきました。
一般的な脳波計のイメージと比べて、とってもコンパクトで手軽なのがPGVの脳波計の強みです。

「それで、これを使ってどんな実験ができそうですか?」
と多部さん。
「あれから考えてみました。まず、調べるポイントは "やる気" ですよね」
「ええ、そうですね」
「もうちょっとその "やる気" を、二人で分解してみましょうか」


多部さんとひとしきりフリーディスカッションをして出してみたのは、こんなキーワード。

ディスカッション
「そうか、もともとは漠然と”やる気”って言ってたんですけど、
 いろんなシーンによって、”やる気のタイプ”って違う感じもしますね」
「そうですね。やる気のタイプによって、きっと脳波の傾向も違うと思います」
「なるほど・・・じゃあ、そういうところをちゃんと定義しないと、結果が不確かになるのか」

多部さんも徐々になじんできてくださったみたい。

例えば、スポーツの試合に対する「やる気」一つをとっても

・心地よい緊張感のある”やる気”
・不安な中で振り絞った”やる気”

など、いろいろ考えられますよね。
しかも、異なるシチュエーション(試験、試合、仕事 etc.)で、同じ "振り絞るやる気" の表現を使っても、シチュエーションごとの感覚は微妙に違っていそうです。

やる気の種類違い
だから、それらいろんな種類の「やる気」をごっちゃにしては考えられないし、ごっちゃに測定してはいけない。
少なくとも、今は「まだ脳波はその段階だ」ということなのです。


「まあでも、今回の "やる気ドリンク" の一番のターゲットはターゲットユーザ
 "20代のオフィスワーカー" なんですよ。
 だから、ここで言ってるやる気は
  "もうちょっと仕事、頑張って終わらせようか"
 っていうやる気かな?」

「ここ一番!ではなく、普段の日のもうひと踏ん張り、という感じでしょうか?」
「そうそう。夕方も近くなって、とか、ちょっと残業が入っちゃった、みたいな時に、
 ちょっと気分を変えて乗り切ってもらう、みたいなのをイメージしてて」

「なるほど・・・・それだったら、「疲労」も使えるかもしれませんね」
「疲労? ”疲れ" のことですか?
 別に疲れをとるドリンクじゃないんだけどな・・・」
「いえ、そうではなく例えば
 "このドリンクを飲んだ後の仕事は、ちょっと疲れにくい" とかって
 一つのやる気の反映と考えられないですか?」
「そうですね〜・・・う〜ん・・・うんうん。
 ハルさんがそう言う、ってことは、"疲れは脳波で調べられる" ってことですか?」

 

2024.01.15

(つづく)

 


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