2018年11月30日
PGVは終夜睡眠時の脳波で睡眠ステージの判定を自動化できるアルゴリズムを開発しました。睡眠は全ての人にとって身近であるにも関わらず、睡眠中に脳波を計測しない限り、睡眠の状況を精確に知ることができないという認識が医学的には一般的です。通常、脳波を用いた睡眠ステージの判定は、PSG(終夜ポリグラフ)検査を利用し、医師や臨床検査技師(睡眠技師)の目視により判定されるもので、患者は入院する必要があるため負担も多く、睡眠状況を長期間追跡することは非常に困難でした。
PGVはパッチ式脳波センサーで毎日気軽に睡眠時脳波を計測して、迅速でかつ精確に睡眠の状態を知るための睡眠ステージ自動判定サービスの提供を可能にしました。弊社の睡眠ステージ自動判定アルゴリズムは、医療機関で専門医の監督の下で検証されており、現在、通常PSGと75%の正確度を達成しています。軽量でワイヤレスであるため、睡眠を妨げることなく、毎日睡眠脳波を計測することができます。今後睡眠脳波データが蓄積されることにより技師間の判定誤差と同等なレベルまで精度を上げることができると考えています。
PGVが開発した専用のアプリを用いて、起床時に睡眠時の脳波データをクラウドサーバーへ送ることで、睡眠の深さ、入眠潜時、覚醒指数、睡眠周期など代表的な睡眠変数を瞬時に算出し、毎晩の睡眠の質を容易に管理することが可能です。
今後はこの脳波モデルを利用したビジネスモデルを展開して行く予定です。
2018年11月01日
ウェアラブル脳波センサーを気軽に使用して生活を豊かにするためのアイデアを想像する場として
脳波アイデアソンを以下のように開催いたします。
脳波アイデアソン「Brainwave Idea Challenge 2018」
日時: 2018年11月18日(日)13時(12時半受付開始)
場所: Yahoo! LODGE(東京都千代田区紀尾井町1-3 東京ガーデンテラス紀尾井町17階)
脳波アイデアソンがきっかけとなり、ブレインIoT分野でのコミュニティが形成されて、
オープンイノベーションが促進されることを期待しています。
皆様の多数のご参加をお待ちしています。
2018年10月24日
『実験医学』(羊土社) 2018年11月号 Vol.36 No.18 にて、弊社CSO 水谷治央のインタビュー記事が掲載されました。
「挑戦する人 脳の複雑性と疾患に人工知能で挑む!」是非ご覧ください。
2018年10月15日
CEATEC JAPANで弊社技術を紹介しています。
日時 : 2018年10月16日(火)~19日(金)
場所 : 幕張メッセ
出展エリア : スタートアップ&ユニバーシティエリア
ブースNo : S005-28
2018年09月30日
PGVはパッチ式脳波センサーで安静時の脳波を測定するだけで、その人の年齢を推定するアルゴリズムを開発しました。現状の適用年齢は、20歳から60歳の範囲内で年齢を推定することが可能です。
これまでの研究でも、年齢によって特徴的な脳波の傾向が示されていましたが、PGVは多くの健常者の脳波を集めることによって、帰納的に脳波から年齢を推定する回帰アルゴリズムを作成しました。
脳波を使用した年齢の推定については、現在、医学的裏付けはありません。今後、脳波のどのような特徴量が加齢と関係しているかを明らかにするための手掛かりになる可能性はあり、年齢によって成熟度が異なる脳の機能について考えるきっかけになればと考えています。
2018年02月22日